囚人のジレンマ

ゲーム理論を勉強していて一番よく聞く言葉ではないでしょうか。これは数学者の

A.タッカーが囚人をモデルに『ジレンマ』を説明したことによります。物語は、

ある犯罪を犯した2人の人間が取調室で取調官に自白を迫られる場面から始まりま

す。

    ・ 自分だけが自白すれば無罪
    ・ 相手だけが自白すれば懲役25年
    ・ 2人とも黙秘すれば懲役1年
    ・ 2人とも自白すれば懲役5年

この例では『相手が黙秘したときに、自分は自白したほうが良い』、『しかし2人が

自白したときは2人が黙秘するより悪い結果になる』、『相手が自白したときにも、

自分も自白したほうがよい』という事になり、これが囚人のジレンマとなります。


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